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2021

06.27

Q.294 マタイ25章の10人の娘とは誰ですか。

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Q.質問

Q:インターネットでマタイ25章の10人の娘のメッセージを聞きました。その中で、10人の娘は全員クリスチャンであるが、不真面目な5人の娘は、救いから落ちると語られていました。ここを正しく理解したいので、教えてください。

A.回答

A:はじめに

(1)このたとえ話は、文脈から判断すると、再臨に関する心構えを教えたものです。

(2)このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、10人の娘のたとえ話は、ユダヤ式結婚の習慣を背景に語られたものです。

 (1)ユダヤ式結婚には4つの段階があります。

①婚約、②花婿が花嫁を迎えに行く、③結婚式、④婚宴

 (2)このたとえ話は、「花婿が花嫁を迎えに行く」という段階を背景に語られています。

2番目に、花婿が花嫁を連れて家に帰って来るのは、キリストの再臨の象徴です。

(1)花婿とは、キリストのことです。

(2)花嫁とは、キリストの花嫁である教会のことです。

(3)花婿と花嫁を迎えに出る10人の娘たちは、再臨の時に地上に住んでいる人々です。

3番目に、10人の娘は、地上で大患難時代を通過している人々です。

(1)10人の娘は、2つのグループに分かれます。

(2)油を持っている5人は信者で、メシアを迎える準備が出来ている人たちです。

 ①ここでの油は、聖霊の象徴です。

(3)油を持っていない5人は不信者で、メシアを迎える準備が出来ていない人たちです。

 ①油を持っていないのは、聖霊の内住がない、つまり救われていないということです。

(4)恵みと信仰によって救われたなら、救いを失うことはありません。

(5)携挙や再臨を楽しみに信仰生活を送っている人は、幸いです。

参考になる聖句

「ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから」 (マタイ25:13)

一度救われたなら、救いを失うことはありません。