2020

05.13

Q.243 金縛り体験をどう理解すればよいですか。

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前回に引き続き、クリスチャン3年目の方より。就寝中に金縛りにあったそうですが、霊的攻撃のようなものか、気になっているそうです。

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Q. 質問

Q:クリスチャンになって3 年、アップダウンを繰り返しながらも、最近ようやく聖書を学ぶことが楽しくなってきました。そんな矢先、人生で初めて就寝中に金縛りのような体験をしました。必死の思いでイエス様の御名によって去れ!と叫ぶと、楽になりました。これは悪霊からの攻撃ですか。

A. 回答

A:恐い体験をされましたね。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、金縛り体験には、医学的説明があります。

質問者の方の体験は、医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれるものです。よくなされる説明は、「睡眠時の全身の脱力」と「意識の覚醒」が同時に起こった時に感じる現象だということです。この説明に従えば、この方の体験は、不思議なものではなく、医学的な説明が可能だということになります。しかし、聖書の世界観に基づけば、悪霊の攻撃の可能性も排除できません。これが悪霊の攻撃なのかどうかは、私には判断できません。ご本人が、慎重に判断すべきことです。

2番目に、霊的戦いに3つの種類があります。

  聖書的には、霊的戦いには以下の3つのものがあります。①悪霊からの直接的な攻撃。②堕落した世界に住んでいるために感じる攻撃。③私たちの内面にある罪との戦い。

今自分が直面している戦いが、霊的戦いに分類されるものだと感じたなら、どの種類の戦いであるかを注意深く見分ける必要があります。それによって、戦いのターゲットが見えてきますので、的確な判断や祈りが可能になります。グッドニュースは、どの種類の戦いであっても、戦いの武器は同じだということです。

3番目に、霊的戦いの武器は、エペソ6:13〜18に記されている「神の武具」です。

そこにはこう書かれています。 「腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢をすべて消すことができます。救いのかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい」 。この聖句によれば、防御のための武器は5つありますが、攻撃のための武器は御霊の剣と呼ばれる「神のことば」だけです。主イエスは、悪魔の誘惑を撃退するための武器として、「神のことば」を引用されました。私たちも、主イエスに倣うべきです。最高の武器は、「神のことば」です。

参考になる聖句

「ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、一切を成し遂げて堅く立つことができるように、神のすべての武具を取りなさい 」 (エペソ6:13)

 霊的戦いに必要なのは、神の武具です。