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2017

06.20

Q.127 ソロモンは、救われていますか。

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賢者として有名なソロモン王は、旧約聖書の一部の書を著した人物です。一方で、ソロモンは偶像礼拝など、神に対して大きな罪を犯しました。そのうえ伝道者の書の前半では、人生は虚しいという言葉が続きます。なんだかソロモンは結局どうなったのか、気になってしまいますよね。良い時も悪い時もあるのが人生ですが、ソロモンが最後に天国へ行けたのかどうか、考えてみます。

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Q. 質問

Q:クリスチャンの方からの質問です。伝道者の書を書いたソロモン王は、神様から知恵をいただいて、最後に救われたのですか。この書を読むと、嘆きが多く見られますが、彼には救われたという確信があったのでしょうか。


A. 回答

A:これは、ソロモンは今天国にいるのかという質問です。ソロモンが神に対して大きな罪を犯したことは確かです。彼は、異教の妻たちをめとり、彼女たちが持ち込んで来た偶像礼拝を容認しました。また、彼自身も偶像礼拝を行いました。そのため、ソロモンは救われていないと主張する人もいます。私は、ソロモンは救われていると思います。その理由を3つ申し上げます。


(1)ソロモンは、3つの書の著者です。

 ①箴言のある部分、雅歌、伝道者の書

 ②列王記第一8章に記された神殿奉献の祈りは、感動的です。

 ③これらの内容は、神を直接体験した者でないと、書けないものです。


(2)伝道者の書の結論部分は、ソロモンが救われていることを示しています。

 ①伝道者の書は、人間の知恵だけで人生の充足を求めた記録です。

 ②神を無視した人生は、空しいものです。

 ③この書が聖書に含まれている理由は、後の時代の人たちが、同じ実験を
  繰り返すことのないようにするためです。

 ④「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。
  これが人間にとってすべてである」(伝12:13)


(3)ソロモンの人生は、すべての信者が辿る道でもあります。

 ①彼は、信仰と恵みによって救われました。

 ②キリストの福音はまだ啓示されていませんが、神のことばを信じて救われたのです。

 ③彼は、信仰があっても罪を犯しました。私たちもそうです。

 ④信者が罪を犯したときは、罪の告白によって赦されます。ダビデがそうでした。

 ⑤私は、ソロモンも同じ方法によって赦されたと信じます。


参考になる聖句

「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである」(伝12:13)


 ソロモンは、信仰と恵みによって救われています。

もっと詳しく知りたい方は

結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。 これが人間にとってすべてである(伝道者の書 12:13)


#93 信者になってから犯す罪は赦されるのでしょうか。