七週の祭り(ななしゅうのまつり)

イスラエルの春の例祭の第四番目に当たります。クリスチャンには、「ペンテコステ」という名で知られていますが、これはギリシヤ語です。ヘブル語では「シャブオット」と言います。三つの巡礼祭の一つ。

(1)七週の祭りは、初穂の祭りから50日後の日曜日(週の初めの日)に行なわれます。七週の祭りという名は、そこから来ています。

(2)この祭りでも「初穂」という言葉が使われていますが、これは小麦の初穂のことです。(初穂の祭りでは、大麦の初穂が捧げられました。)

(3)10分の2エパ(約4.4リットル)の小麦粉で二つの初穂のパンを焼き、それを、全焼のいけにえ、穀物の献げ物、注ぎの献げ物などと一緒に献げました。

(4)この二つのパンは、パン種を入れて焼かれました。パン種を入れてもよかった理由は、これは祭壇で焼くものではなく、主に向かって揺り動かした後、祭司の取り分となったからです(レビ記2:11参照)。

(5)七週の祭りは、教会の誕生を予表しています。聖霊が降臨し、教会が誕生した時、七週の祭りは成就しました。

出典:クレイ聖書解説コレクション「レビ記」