ハデス(はです)

ハデスとは、旧約聖書の「よみ(陰府)」(ヘブル語のシェオール)と同じで、死者のたましいがとどまるところです。

旧約時代、この場所は二つの領域に分かれており、その間を行き来することは不可能でした(ルカ16:19〜31参照)。義人のたましいが行く領域は、苦しみのない場所で、「アブラハムのふところ」、「パラダイス」(ルカ23:43)などと呼ばれています。罪人のたましいが行く領域は、苦しみの場所で、私たちが一般的に「地獄」と呼んでいるのは、ここのことです。

出典:クレイ聖書解説コレクション「ヨハネの黙示録」